インタビュー, 新卒採用の方へ

空間情報部部長 伊藤邦浩

―空間情報部ではどんな仕事をするのでしょうか

現場に出向き、建物の位置や地形、高さなどを1点1点測り、図面をつくる仕事です。測量と一口に言っても、基準点測量、水準測量、現地測量、路線測量、用地測量、川の水の量を測る流量測量など様々。最近ではドローンを使って空撮をして、三次元のデータを取得するような流れもあります。

-入社したらどんな仕事を任されますか?

 まずは先輩写真に同行し、現場での測量作業を経験していただきます。道路などで、トータルステーションと呼ばれる機器を使って測量する姿を見たことがあるのではないでしょうか。そして徐々にパソコンを使用しての図化作業を覚えていただき、一通りの業務を経験した後は、1つの現場を任されて自分が主導で進めていきます。

―仕事のやりがいはなんでしょうか

自分が測量したものが、図面になり、さらには設計がなされて完成した現場を見たときはやりがいを感じますね。測量はミリ単位の精度が要求される仕事。合わない時には何度も観測をやり直します。特にGNSS測量という衛生を使った測量は、自分の足で測量するわけではないため本当に合っているか不安がつきまといます。精度を確認し、満たされている時には自信がつきますよ。

―苦労することはありますか?

 これまで最も過酷だったのは山の頂上にある三角点を、3カ月で250点分調査するという仕事。3カ月と言っても調査書の作成期間を含むため、40日ほど休まず山を登り続けたことがありました。我々は登山客と違って電動ドリルやハンマーなどの工具を背負って登るわけで、あの時は痩せましたね(笑) 年齢とともに過酷な場所はつらくなってきますが、現場を知らないと打合せで話になりませんし、やはり現場は好きなんですよね。まだまだ頑張ります。

―採用ページを見てくださる方へメッセージを

 測量という作業は地味ではありますが、数字を突き詰めると実に奥が深く、納得してやり終えた時には格別の達成感が味わえます。最近、測量にに求められるスピードは上がってきています。それに応えていくには若い方々の柔らかい頭脳と柔軟な身体能力が不可欠だと感じます。是非、やる気ある積極的な行動で我々を圧倒させてください!こちらも、疑問や不安を安心してぶつけていただける環境を作ってお待ちしています。

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